「病院どうだった?」
隣を歩いてる鈴将が小声で尋ねてきた。

「……うん!大丈夫だったよ!」
笑顔を作った。

「……嘘つくなよ」

「え?」

「作り笑いすんなって。ほんとはなんかあったんだろ?黙ってても分かるんだからな」
だから幼なじみは嫌なんだよ……

「病気悪化してるんだって……で薬の量めっちゃ増えた。」

「そっか……麻理自身悪化してるとか感じた?」

「ううん?あ……この前の事件以来あんま寝てないからかな?」

「あ―…それはあるかもな―」頷く鈴将。

「まぁ、そのうち良くなるよ!」

「無理すんなよ?で明日からはいったん全部忘れて楽しめよ?」
そういい残して前へ行ってしまった鈴将。