「鈴将ってさ……ぶっちゃけ麻理の事好きだろ?」

「は?」
突然の事すぎてすっときょんな声を出してしまった。

「だからっ!麻理の事好きなの?」
もう1度聞かれた。

真っ正面から。



多分陸駒は気づいているだろう。







「……おぅ。俺は麻理の事好きだ。」
俺の決意も曲げないように真っ正面から返した。

「そっか。とうとうか」
はぁ。とため息をついた陸駒。
「なんかごめん……」
思わず謝罪の言葉がでる。

「なんで謝んの?別に悪いことしたわけでもないのに」
そういって笑った陸駒。

「だな…」

「これだけは言っとく。」

「ん?」

「俺、絶対麻理の事諦めねーから!」

「その言葉そっくりそのまま打ち返してやるよ」

「「宣戦布告だ。」」







その日から俺達の戦いは始まった。