とある祭りの日だった。
進藤 優希・美希兄妹が4歳のころ。
「ねーおかーさーん!」
「なぁに?美希」
「コレ買ってよ!」
美希が指したもの、それは緑の目がデカいマリモをかたどった可愛い人形だった。
「・・・美希。
マリモは北海道名物なのよ?
ここは北海道なのよ?」
「かわいーの!ほしーの!」
美希がダダをこねはじめる。優希は黙って美希を見ている。
2人は双子だった。
美希は明るい。活発で、元気がいい。
優希はおとなしい。静かで、常に仏頂面だ。
2人ともただ1つ共通しているのは、綺麗で整った顔立ちだ。
まさに、似ていないようでどこか似ている双子だった。
このときは2人とも、マリモの人形から運命がかすかに変えられる事は気づいてなかっただろう。
進藤 優希・美希兄妹が4歳のころ。
「ねーおかーさーん!」
「なぁに?美希」
「コレ買ってよ!」
美希が指したもの、それは緑の目がデカいマリモをかたどった可愛い人形だった。
「・・・美希。
マリモは北海道名物なのよ?
ここは北海道なのよ?」
「かわいーの!ほしーの!」
美希がダダをこねはじめる。優希は黙って美希を見ている。
2人は双子だった。
美希は明るい。活発で、元気がいい。
優希はおとなしい。静かで、常に仏頂面だ。
2人ともただ1つ共通しているのは、綺麗で整った顔立ちだ。
まさに、似ていないようでどこか似ている双子だった。
このときは2人とも、マリモの人形から運命がかすかに変えられる事は気づいてなかっただろう。