センセイ




制服のリボンをほどくと、腰の当たりにはひんやりとした風が通り過ぎた。

その風は、センセイの白衣を撫でた優しい風。

私の身体に巻き付いてくる、大好きなセンセイの香り。



「ふぅー…、嬉しぃ」



肩から滑り落ちた制服の変わりに、私はセンセイの白衣で自分の身体を包んだ。

下着以外何もつけていない身体に、薄い生地の白衣はスルスルと心地よく肌の上を行き来する。

それはまるで、センセイに抱かれているかのようで

私の中には、もう結果を求める怖さなんて残ってなかった。

迷い彷徨った恥じらいさえも、すべて消え去りなくなってしまってた。