黒くてふさふさの髪
焼けた首筋
アイロンがけされたワイシャツ
広い背中…
あ、
似てるかも
もしかして、
才能あるかな?
いや…そんなはずない
美術、3だし
うさぎが猫に見られたし
「なかなか似てるわよ」
ボソッと声がして
上を向くと先生が優しく微笑んだ。
「今は168ページの3行目」
「…あ、はい」
やばい、
見られた!
恥ずかしくなって、
顔が熱くなるのがわかる。
先生に変態だと
思われたかも
「どうした?」
あたしの様子が変だと
思った愛莉が
声をかけてきた。
「ううん、何でもない」
「ふぅん」
愛莉はまた黒板に顔を向け
先生の話を聞いていた。
隣の席って嬉しいようで
厄介なのかも
あたしの隣は愛莉で
愛莉の斜め後ろが智子だった
休み時間はすぐに話せるけど
こういう時も
すぐに反応される
うん
厄介だわ

