その夜。

「セン? 今度は夜の校舎内に忍び込んで、校舎を調べよう!」

「忍び込むっていうと、泥棒みたいだよ」

今は屋敷の自分の部屋にいる。

「いいの! じゃあ、明日って事で!!」

「りん、凄く嬉しそうだね」

「うん! だって、秘密を明かして行くのって楽しいもん!」

そう言うと、センが微笑んだ。

「あまり、危険な事はしないでね」

「わかってるよ」

私は笑顔でそういった。