二重人格のお嬢様と万能な執事

部屋に着いた。

扉を開けて、中に入ろうとした時だった。

「リン！ 話しがあるんだ！」

と、声をかけられた。

「セン？」

「うん、そうだよ。いいか？」

私は頷いて、センを部屋に入れる。

「話したい事ってなに？」

「リンには執事がいる？」

「いないよ。メイドしか」