次の日。

また、学園をさぼった。

で、病院にいる。

もちろん、センのところ。

でも、そこにセンの姿はなかった。

私は近くを歩いていた看護婦さんに尋ねた。

「ここの病室の人はどこにいったんですか?」

「あぁ、セン君? あの子今、行方不明なの……」

「えっ……?」

「昨日の夜からいなくって……。今、捜索中よ」