「お姉様方! 聞いてください!! お父様達が言っているのは嘘です。お願い、私を信じてっ」 言わなきゃ! 言わなきゃ始まらないのよ! さぁ、もっと言うのよ! 「だから、お願い! 私を……私を独りにしないで!」 一番言いたかった事を言った。 私の目からは大粒の涙がこぼれる。 「お願い!!」 「リン……」 『リンお姉ちゃん! 信じるよ!』 ララとキキが言った。 お兄様も信じてくれるみたい。