二重人格のお嬢様と万能な執事


「私の事、わかってない! 私が笑ってる? 私は笑ってなんてないわ!! 私は作ってるだけ……笑顔を作ってるだけ! 心の底からの笑顔はもう、あの日置いてきたわ……」

「そんな話、信じらんない!」

メイが言う。

「信じてくれないの?」

「信じるもんですか!」

メイ……。

私は……。

涙が私の目からこぼれた。

「なに泣いてんの?」

メイ!