「おい。お前、なんでいんだよ」 先輩は、頭から血を流しながら 私を、睨んでくる。 狼みたい――… っじゃなくて!! 「なっななんでもありません!! では、失礼しますっ」 でも、先輩は、そんな簡単に逃がして くれなくて…… 「逃がさねぇよ」