昼王子、夜危険。




保健室で手当をしている。



「ってー…。
西野。お前、不器用すぎ
じゃねぇの??」



先輩は、私を馬鹿にするように
すこし笑って聞いてくる。



「しょっしょうがないじゃないですか!!
手当なんて、初めてなんですもん」



私は、恥ずかしすぎて
ついつい、本当の事を
言ってしまう。



…でも、この時分かった事が
もう一つ。



先輩は―…『S。ううんドS』だ。