もう、すぐ学校だ。 ドキドキする。 少しだけ、本の少しだけ、怖い。 けど、あなたに会えるのなら、そんなもの… 「紗世ちゃんやん!ほんまに、来てくれたんや!」 気になる、あなたの声。 「さよちゃん?」 首をかしげながらそう呼ぶ貴方の声。 頬がゆるむ。 『おはよ。』 そういい少し笑ってみた。 わらえるやん。私。