「秋夜、遅くなってごめん」
椎夏が来た。椎夏は近くの机の上に荷物を置き、俺のいる窓の近くまで歩いてきた。
「話しって何?」
椎夏が言った。俺は少し間をおいた。
そして、俺は口を開いた。
「椎夏はさ、俺のこと好き?」
俺は訊いた。
「えっ?いきなり何?」
椎夏はびっくりしていた。
「好き?」
俺はもう一度訊いた。
「好きじゃなかったら、付き合ってないよ?」
椎夏は言った。
「そっか」
「なんで、そんなこと聞くの?」
椎夏は首をかしげた。
「それは・・・・椎夏が、俺から離れてるような気がしたから」
俺は今までの不安を言った。
「そんなこと思ってたの?」
「そんなことって、なんだよ!!」
俺は怒鳴った。
「秋夜は・・・・秋夜は私を信じてくれてなかったの?」
椎夏は叫んだ。
「信じたかったよ。でもおまえ、俺といても楽しそうじゃないし。他の男には、あんな笑顔見せてるのに・・・・俺、おまえのあんな笑顔見たことねぇーよ」
俺は叫んだ。
「秋夜、何も言わないじゃん。私が他の男と話してても怒んないし。帰るの断っても、何も言わない。私だって、不安でいっぱいだったんだよ」
椎夏は泣きながら、叫んでいた。





椎夏も不安だったのか?




不安なのは、俺だけじゃなかったのか?





訳わかんねぇーよ