7日間の恋の魔法

気づけば家の前に立っていた。


「あれ…家の電気付いてない。」



そういえば―――……


『お母さんとお父さん、2人で旅行に行くことになったから。』


『へ~。いつから?』


『1週間後だったかしら。』



あれってもしかして今日からだったの?


「お母さんたち今日から旅行行っちゃったみたい……。」


「ふ~ん。それってもしかして家に来いって誘ってるわけ?」


「ちっ、違うよ。」


「ククッ、さくら顔真っ赤。女からの誘いを断るのは男として最低だよな。」


「だから違うって言ってるじゃん。」


狼化した晃から逃げるようにして玄関の鍵を開ける。


「さくら。」


鍵を開ける私の後ろからギュっと抱きついて耳元で甘く囁く。


「……ぁ。」


その甘い囁きに思わず声が漏れてしまう。