―――お店の奥には小さなおばあちゃんの姿。椅子に腰掛けて本を読んでいた。
「いらっしゃい。」
チラッと私に視線を向けておばあちゃんが呟いた。
「こんにちは。ここ、何のお店なんですか?」
お店の中を見回しても商品と呼べるものは特に置いていない。
フッフっと可愛らしい笑顔を見せたあと、おばあちゃんは私に尋ねた。
「お嬢さんは恋をしているようだね。どうだい、上手くいきそうかい?」
「え!おばあちゃんなんでわかるの?
―――……あのね、実はね、あたし先輩に片思い中なの。でも告白する勇気がなくて…。きっかけがあればって思うんだけどね。」
「そうかい。ならお嬢さん、これはどうかね?」
おばあちゃんの左手にはピンク色の小さなボトルが握られていた。
「いらっしゃい。」
チラッと私に視線を向けておばあちゃんが呟いた。
「こんにちは。ここ、何のお店なんですか?」
お店の中を見回しても商品と呼べるものは特に置いていない。
フッフっと可愛らしい笑顔を見せたあと、おばあちゃんは私に尋ねた。
「お嬢さんは恋をしているようだね。どうだい、上手くいきそうかい?」
「え!おばあちゃんなんでわかるの?
―――……あのね、実はね、あたし先輩に片思い中なの。でも告白する勇気がなくて…。きっかけがあればって思うんだけどね。」
「そうかい。ならお嬢さん、これはどうかね?」
おばあちゃんの左手にはピンク色の小さなボトルが握られていた。

