7日間の恋の魔法

「さくらちゃんは気づいてなかったかもしれないけど、ずっとさくらちゃんのことを見てたんだよ。」


だったら私たちあの時まで…両想いだったってこと?


「私も西岡先輩のこと……ずっと好きでした。でも今は…。」



「うん……知ってる。晃だろ?」


「え?」


「さくらちゃんが俺のことを気にしてくれてたのも、少し前から晃のことが気になり始めたのもなんとなく気づいてた。ずっとさくらちゃんのこと見てたって言っただろ。」


先輩は私の気持ち…知ってたんだ。


「あの、ごめんなさい。」


「さくらちゃんが謝ることじゃないよ。あ~ぁ、俺がもっと早く告ってればな…ってこんなこと言うのも恰好悪いな。

…さくらちゃん、少しの間でも俺のこと好きになってくれて嬉しかった、ありがとう。」


そう言って教室から出ていこう歩き出す。


「ぇ…ぁ…はいっ!先輩も、こんな私を好きになってくれてありがとうございました。」


先輩の足が止まり、こちらを振り返る。


「あ。晃にはちゃんと気持ち伝えないと駄目だよ。俺みたいに後悔することになるから。」


「…………。」


「返事は?」


「……はい。」


「うん。」


そう言って笑顔で先輩は教室を出ていった。