マネージャーのお仕事が終わり帰り道を一人トボトボ歩く
今日も先輩格好よかったな〜
「にゃー。」
ん?ねこ
道の端で猫がコロンと寝転がっていた。
しゃがみ込んで顎の辺りを撫でるとゴロゴロと喉を鳴らし始める。
「可愛いね、この辺のおうちの子?」
って言っても答えてくれないか。
「にゃー。」
猫は起き上がって走っていってしまった。
「ばいば~い。」
帰ろうと立ち上がったところで目の前に小さなお店があることに気が付いた。
ここにこんなお店、あったっけ?
私が見つけたのは少し古びた小さな木造のとても素敵なお店だった。
気になった私はドアを開けて中に入ってみることにした。

