「相手にされてないのは俺の方ですけど。」


「ど、どういうこと。」


私にとってはいつもと変わらないけど、先輩達はいつもと違う雰囲気の晃に少し驚いている。


「だから、俺が一方的にさくらに惚れてんの。さくらが俺を好きなんじゃなくて俺がさくらを好きなわけ。なんなら証拠でも見せてやろうか?」


それと同時にグイッと腕を引っ張られ……


「んっ!」


晃の唇が私の唇に触れ

舌が絡められ

深いキスを落とされた。


それに驚いた先輩達は慌てて逃げていってしまった。