―――……お昼休みに一度、晃の姿を見つけた。


でも周りにはたくさんの女の子がいて、楽しそうに話していた。


私には決して向けられないあの笑顔……


それを見て胸がズキンッと痛くなった。




私、女の子として見られてないのかな。


晃にとって私は……ただの幼馴染だもんね…






――…もしも幼馴染じゃなかったら…――


私もあの女の子たちの中に入って…


私にもあの笑顔、向けてくれたのかな?







それからあっという間に時間は過ぎていった。