「いらっしゃいませ。」

「えーっと、ショートケーキとシュークリーム。それと、フルーツタルトを1個ずつください。」

「包装はどうなされますか?」

「簡単にお願いします。」

「わかりました。」



あと30分で閉店って時に来たお客さんの声に、耳を疑った。


・・・この声知ってる。
胸の鼓動が速くなったのが分かった。


カウンターを覗いたら、私がずーっと想い続けてた人が立っていた!!!

ぼーっと立ってたら、後ろから千夏に

「ぼけ~っとしてどったの?」

って、言われてハッとなった。


「あ。わ、私、明日の準備してくる。(汗)」