「葉月ちゃん!?」 いや、びっくりする事でもない。 葉月ちゃんの見た目からして弾けてもおかしくはないと思うから。 「いいなぁー」 葉月ちゃんはこっちの存在に気付いてないのか、演奏し続けている 「この曲、なんて名前だっけ?」 「別れの曲ですよ。」 先生はちょっとびっくりしてた。 「クラシックとは、無縁そうなのにな。」 その通りだよ。 「クラシックなんてほとんど知りません。絶対音感もないし楽譜も読めないし。」 「ふぅーん」 腑に落ちない顔をしてる。