いつも通り、カホさんを家まで送っている途中。

カホさんが何かを思い出したように話し出した。

「あのね!!」

「ん?」

少し慣れたのか敬語を使うのも少なくなってきた今日この頃。

「もうすぐ学園祭なの。」

「へ―。」

「もちろん来てくれるよね?」

「え?行っていいの?」

「うん。タク君に来てほしい。」

「絶対行く。」