昨日の女の人が門の近くで傘もささずに立っていた。 出来れば見たくなかった。 こんな姿見たら、俺… 「誰か待ってるんすか?」 ……助けたくなる。 「え?」 突然話し掛けた俺に戸惑う女の人。 「風邪ひきますよ。」 びしょびしょのカッターシャツに少し震えてる体にそう言わずにはいられなかった。 でも、濡れてる髪は尋常じゃないくらい俺の心を狂わせる。 「突然雨ふってきちゃって。 でも、約束してるから。」 ああ、この人コウ先輩にすげぇ惚れてんだ。 そう思った。