Only love




―雅樹目線―


ちょっと遅れちゃったけど…


って笑う美紅をいとおしく思った



って俺誕生日かっ…!!


忘れてた…


人の誕生日は覚えてんだけど自分の誕生日は忘れちゃうんだよな…


誕生日ってあんま良い思い出ねぇし…



『美紅…ありがと。』


そう言うと照れたのか視線を外して、べっ別にって言ってベッドから出てってしまった


もっと一緒にいたかった…なんて思う自分が不思議。
だって今までそんなこと思ったの一度もないから。


いや…一度しかないから…



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時をさかのぼること6年…