「先生は今どこ?」 ケイタイを伝わって先生の声を聞いているとやっぱりドキドキしてしまう。 『カオルは?まだ学校の近くだろ?』 先生は歩いている? 少し息が弾んでる。 「うん。学校の側のコンビニで立ち読み中。」 私は小さな声で答えた。 『暇人だな。もう少し行ったとこにスーパーがあるだろ?そこにいろ。俺、今日は車なんだ』 「うそ!!!ヤッタァ!!」 私は自分の出した大声に驚いてその場にしゃがみこんだ。