部活に出たものの集中できなかった。 案の定、顔にテニスボールが当たり頬が赤く腫れた。 「カオル、一緒に保健室行くよ??」 彩が私に声をかける。 「大丈夫。1人で行ってくるから」 ごめんね、彩。 優しくされると泣きそうなんだ。 保健室までの道を誰にも見られないように歩く―……… 痛くて泣ける……… 先生、私胸が痛くて泣けちゃうょ―……… 涙がひと粒流れたその時だった 「名波!!」