「はぁ……ははは……はぁは……は」 また、あの吐息が、耳元で聞こえるのです。 「……っひぃっ」 私の全身は硬直し、またヘンな声を出してしまいました。 いったい、なんなの。 何が言いたいの。 何が目的なの。 頭の中ではそんな考えがぐるぐると回っています。 「どうかしましたか?」 私の正面から、声がしました。