「暗くなって来たな…」 『うん…』 夕御飯を食べに行く車の中、あたしは頷く。 夏とはいえもう7時。 段々あたりが暗くなって来た。 日が暮れれば暮れるほど彼との別れが近くなる…。 2人供勿論今日が最後だっていうのは分かってる。 だけどどちらもその話題には触れずに笑って、たまにふざけて…そうやってこの時間まで過ごして来た。 だけどやっぱり終わりが近くなってくるとしんみりとした空気が漂ってくる。 ねぇ…あなたもあたしと同じように、少しは寂しいと思ってくれてる…?