目の前には、ちょっとだけ悲しそうな ちょっとだけ怒ってるような表情をした先輩がいた。 ……チョップされた?? 「せんぱっ……」 「中川さんは、自分を過小評価しすぎだよ。 もっと自信持たなきゃ。」 っ…… 先輩の瞳に映る、冴えないあたし。 “自信” そんなもの、ずっと前に無くしてる。 今さら取り戻すなんて 無理、です。 「自信なんて、あたしはこれから一生… …取り戻すことなんてできないんです。」 あたしは一生 暗くて地味で 真っ黒な影として 生きていくんですから… .