秘密事は図書室で~甘い会長の罠~



「いらっしゃいませ。
何名様ですか?」


「二人です。」


「ではこちらに………」




うわ…

先輩とあたしで二人なんて。


本当に、ちょっと前まで有り得なかったことだよ…




「大丈夫?具合悪い?」


「っぁ、いぇ!!大丈夫です!!
この通り元気ですから!!!」



俯いていたあたしを気にしてか、ちょっと近づいてきた先輩に向かって笑う。


ただでさえ先輩に慣れてないから

この距離でもドキドキしてるのに…



「そう?ならいいんだけど。
具合悪くなったらいつでも言ってね?」


「は、はぃ!!!」



そう返事をすると、先輩は安心したようににっこり笑った。




「その様子じゃ、大丈夫そうだね…?」


赤くなった顔を隠すように俯いた。




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