秘密事は図書室で~甘い会長の罠~



「ごめんね、変なこときいて。」


『いいわよ、別に。
てか、そんなに気になるなら本人に直接聞きなさいよ。

月曜日に会うんでしょ?』




受話器越しに、美央がニヤニヤ笑ってるのがわかる。


……直接聞くなんて…

無理だよ………




「な、なんて聞けばいいの?」


『清嘉が聞きたい通りに言えばいいんじゃない?
まぁ頑張ってー。あたしこれから彼氏と電話するから。

おやすみ。』




すぐに終わった美央との通話。


……やっぱり、自分で聞くしかないかなぁ。



「あぁ……もうっ!!!」



どうしたらいいのかわかんないよっ…


こんな風に悩むのは久しぶりかも。




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