その言葉を聞いて固まってしまったあたしを見て、先輩は急に慌て出した。 「ぁ、別に… 中川さんのことをそういう風に思ってたっていうか… こんなにその本の話ができるのが嬉しくてさ。 変な気分にしちゃったならごめんね?」 「…ぁ、全然大丈夫です!!! あたしも先輩とお話できて、嬉しくて固まっちゃっただけですから!!」 言い終わってから気付いた。 ……あたし… なんて言った!!? 口が滑ったぁっ!!//// 先輩も、びっくりしてるよね? つい下を向いてしまったから、チラッと視線を戻した。 .