開けた視界 あたしの瞳に映るのは 色鮮やかに輝くクリスマスツリー。 「っ……」 綺麗。 綺麗すぎる。 さっきまで真っ暗だったのに、すごく明るくて 先輩が微笑んでいるのがよく見えた。 「ここのツリー、7時半に点灯したんだ。 どうしても清嘉に見せたくて。」 「っ、先輩…」 あれ… 徐々に視界が歪んでいく…?? 「フッ…泣き虫だね。」 「だ、って、先輩が…っ」 溢れてくる涙を、先輩の指がスッと拭う。 …こんなカッコいいこと されたら… 思わず先輩に抱きつくと、力強く引き寄せられた。 .