真っ黒な世界の中
感じるのは先輩の体温と、周りのざわざわした音だけ。
人が増えたのかな?
さっきより騒がしくなった気がする。
「先輩…?」
「たまには、サプライズもいいよね?」
「え………?」
「初めてのクリスマスなんだ。
ちょっとキザなことしてもいいだろう?」
へ……
耳に息がかかる。
ピクリと上がる肩。
先輩の クスッ と笑った声がして
気付けば、唇が覆われてした。
「…んっ……」
温かい…
いつの間にか、先輩に両頬を包み込まれていた。
「んっ……」
唇が離れて
自由になった瞼を薄らと開く。
……………えっ…
.

