――――…… 「楽しかったぁ!!」 「久しぶりだったからなぁ。楽しんでもらえたならよかったよ」 スケート場を後にして、お昼ご飯を食べるためにショッピングモールに移動する。 当たり前のように繋がっている手が、嬉しくて仕方ない。 笑い合いながら歩いて、再び駅を目指す。 隣で先輩が微笑んでいる ただそれだけのことで、心も身体も満たされていく。 繋いだ手から、先輩の体温を感じていた。 .