「すぐ終わらせなきゃな。」 「先いいぞー。」 もう、あたしは 先輩を忘れなきゃいけないのかな…… 「さよなら…」 さよなら…… 拭いても拭いても溢れてくる涙。 「さよなら……先輩…」 今度は、頑張って忘れるから。 だから……先輩… もう一度だけ 笑いかけてよ…… 「……っ…ぅ…」 ワイシャツのボタンが外されていく。 …助けて。 こんなことされても…忘れられないから…… 早く、来て… こんな時に…また弥斗先輩の顔が思い浮かんでくる。 助けて……… 助けてよ、先輩… .