ドンッと押され、壁に背中がぶつかる。 「今度は…精神的に傷つけてあげるから。」 「っ…」 ニヤリと笑った先輩は、廊下から二人の男の人を呼び出した。 生徒じゃない…… 「じゃぁ、鍵かけておくから。」 「わかったよ。」 なに…? なんだ。あたし…襲われたりするワケ? あたしに触れても楽しくないのに。 でも、何をされても 胸の痛みは消えない。 切り付けられたような傷は、癒えない。 ………もう、いいや。 先輩に見捨てられたから 何されてもいいか。 あたしはされるがままに押し倒れされた。 .