「じゃぁ、その本を利用しないとね!!?」 「え!!?」 いきなりそんなことを言い出す美央。 せっかく食べてたケーキを吐きそうになった… だって、意味がわかりません!!! 「先輩が貸してくれたなら、その後にどうにでもできるわよ!!」 「えぇ……?」 自慢気に言う美央だけど、あたしにはそんなことできないよ。 先輩を目にしただけで舞い上がっちゃうもん。 「大丈夫よ。 この美央サマに任せなさい♪」 よっぽど不安そうな顔をしてたのか、あたしに向かって微笑んだ。 ……うん。ありがとう美央。 .