「わかったでしょう?…やっぱりあなたに会長は無理だったのよ。
ほら…来なさいよ……!!!」
腕を乱暴に掴まれ、図書室から引っ張り出された。
カバン…!!!
置いてきちゃった!!
携帯もあの中なのに…
なんとなく、これからされることの予想がついているから……怖い…
そのまま連れてこられた先は…
やはり、人気のない資料室。
二年生の棟だから…生徒会室の方じゃない。
副会長とか…助けに来てくれないかな…
グイグイ引っ張られながら、そんなことを考えていた。
さっきの映像が頭から離れてくれない。
変に冷静な自分に不思議に思った。
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