秘密事は図書室で~甘い会長の罠~



堂々と

いつもあたし、堂々と出来てないのかな?


そりゃそうか…


もっと強くならなきゃ。



「わかりました。これ以上は危険なんで…もう戻りますね。
図書委員の仕事が終わってから、生徒会室に行きますから。

先輩と話せて嬉しかったです。」


『うん。突然ごめんね?
待ってるから。』



先輩はフッと優しい笑顔を見せて、電話を切った。

あたしも自然と微笑む。



……幸せだぁ…




と、そのとき…




「ぇ……清嘉ちゃん!!?」

「清嘉!?え!!?
どういうことっ!!?」




.