それから、なんてことない話をしていたとき…… ガラガラッ またドアが開いた。 「ごめんごめん。ちょっと時間かかっちゃった。 って……紳?」 ひっ、弥斗先輩!!!!/// まさかこんな早く来てくれるとは思ってなくて、ドクドクと心臓が跳ねる。 「清嘉ちゃんと紳が一緒にいるなんて珍しいね。」 一瞬だけ、鋭い瞳を副会長に向けた先輩。 でもすぐに笑ってあたしのところにきた。 「図書委員、お疲れ様。 …といっても、誰もいないね?」 クスッと笑った先輩に、早くもクラクラしてくる。 .