さっきみたいに、可愛い子たちに囲まれてる先輩を見ると 不安で押し潰されそうになる。 自分に自信がない。 いつ、またあの時みたいに暴力やいじめを受けるのか 怖くて怖くて仕方がない。 「……っ…」 自分の弱さに涙が落ちそうになったとき… ガラガラッ 図書室のドアが開いた。 ……?? 弥斗先輩かな? 急いで涙を拭いて振り返ると、ドアのところにいたのは 先輩じゃなくて、副会長だった。 …これまた不機嫌そうな顔。 「ぁれ……アイツは?まだ?」 「ぁ…あの……」 .