秘密事は図書室で~甘い会長の罠~



「ほら……」


「え…」



後ろを指差す美央。

振り向くと、クラスのにぎやかな女の子たちがあたしを見ていた。


……?



首を傾げる間もなく近づいてくる。


え、え!!?




「ねぇ…中川さん……」


「あたしたちと話すのイヤ?」



……へ?



3人の女の子たちがあたしを囲んだ。

木村さん、原さん、矢野さんだ。




「ぃ、イヤなワケないよ!!
木村さんたちこそ…あたしなんかと話しても楽しくないだろうし……」


「あたしたち、ずっと中川さんと話したかったの!!!」


「あたしたちとタイプ違うから躊躇っちゃって…」


「話したら楽しそうだなって、入学したときから思ってて……」




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