でも、瞬くんは神崎先輩と
少しも似てない。
もっと優しいし、カッコいいし
もっともっと、眩しい。
あたしは先輩を、世界で一番眩しいものだと心の底から思ってる。
太陽とか、電気とか
そんなの目じゃないくらいに。
きっとこのお話、瞳ちゃんと瞬くんは両思いになって
ハッピーエンドになるような予感がするんだけど
あたしは、先輩とはそんな風にはならないし……
“眩しい光と君の瞳”は、あたしと先輩に似てるようで
ちっとも似てないみたい。
そんなことを考えながら、ページをめくったとき
「ぁ、生徒会長だ!!」
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