瀬那くん…… 息を切らした瀬那くんは、あたしを見るなりまた走ってくる。 「大丈夫かよ!?…俺が無責任なこと言ったから…」 「ち、違うよっ……ただ…」 整った顔を歪ませる瀬那くんに、慌てて首を振る。 違う… 違うよっ… 「とにかく…何があったのか… 話せるところまででいいから。」 美央の言葉に、あたしはしっかり頷いた。 みんなのおかげで、なんとか正気でいられる。 瀬那くんが隣に座って、あたしは話し始めた。 突然過ぎる、告白の話を…… .