「風紀的に……ね?」 「っ、ちょっと、瀬那くん… …っ!!!」 あたしをだっこしたまま 瀬那くんは先輩に向かって足を進める。 え え? えぇっ?? 「会長さん。 優しい会長さんなら…コイツのこと、家まで連れていってくれませんかぁ?」 「「え?」!!?」 微妙に先輩とハモったことは置いておいて…… 何を言い出すの、瀬那くん!!! ほら… 先輩もイヤがって………… イヤ…がって……?? 先輩を見ると、ちょっと頬を染めて 瀬那くんを見ていた。 ………………え…??? .