怒りを露にする先輩たち。 鋭い言葉と視線が、容赦なくあたしの心をえぐる。 やっとこの前のが癒えたと思ってたのに… 「……ねぇ、晶奈…」 「好きにしなさい。」 な、なに……? 一際目を引く、キャラメル色の髪の先輩が 下屋敷先輩に何かの許可を取ったあと、あたしの髪を引っ張った。 「いっ…」 「……アンタなんかが… 晶奈の彼氏に近づいていいワケない!!!」 言い終わったと同時に、思い切り床に叩きつけられた。 いたいっ… 顔はぶつけなかったものの、頭を打ったみたい。 膝がヒリヒリする。 .