「違うわ。こっちよ。」
「っ!!?いゃっ…」
どんっと突き飛ばされた。
……ここ、図書準備室。
中から鍵が開かないようになってるんだ。
「!!!」
中にいたのは……
「ふふ。そんなに怖がらないでよ?ねぇ、晶奈。」
「……えぇ。」
晶奈
下屋敷、あきな…
図書準備室には、複数の女の人が
あたしを待ち構えていた。
みんな上履きが緑。
下屋敷…先輩?
「アンタ、会長に…神崎くんに近づいてるんですって?」
「どこで知り合ったかは知らないけど、大して可愛くもないやつが…」
「神崎くんに関わっていいと思ってるの!!?」
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