あたし… あたしっ……!! 「ぁ……あたしっ…」 こんな人たちの言葉に、涙を流すなんて…バカみたい。 でも、止まらないの…… 「何泣いてるのよ? あなた、暗いくせに泣き虫なのねぇ。ウッザ…」 バサッ 女の声を遮るように、本棚から本が落ちた。 そこって…… 先輩が隠れてる本棚…!! 「ぃ…今の何…?」 「や、やだっ… あなた、とにかく会長には近づかないことよ。 下屋敷先輩を敵に回すと大変よ?」 2人の先輩は図書室に幽霊がいると思ったのか、早々と出ていった。 .